意外と知らずに、夏場の車内にキャディーバックごとゴルフクラブを入れっぱなしにしている方も多いのではないでしょうか?
実はそれがとても危険なんです!!
なぜ危険なのか?
夏場の炎天下の車内温度は70度を超える事もあると言われており、その高温の中に長時間クラブを入れっぱなしにしておくと、クラブを組み立てる際使用しているヘッドとシャフトをつなげている接着剤がダメージを受けてしまうのです。
その状態を繰り返すとダメージが蓄積し最悪の場合、使用中にヘッドが飛んで行ってしまい、とても危険です。
一見正常に見えても実は危険な場合もあるんです!
一度お客様からクラブが少し変だから見てほしいとご依頼があり確認したことがあったのですが、
ぱっと見、普通のクラブで接着もおかしく感じませんでしたが、よくよく確認するとシャフトのロゴやグリップの向きが通常ではあり得ない方向に向いてしまっている状態でした。
詳しくご事情をお聞きすると、やはり長期間車内へ入れっぱなしの状態が続いていたようでした、
推測ではありますが長期間少しずつ接着剤が溶けかけては冷え固まりを繰り返し長い時間をかけヘッドとシャフトの向きが変わってしまったと考えられます、
そうなるとかなりのダメージが蓄積していることが考えられますので、いつヘッドが飛んで行ってもおかしくない状態で、実際ご依頼をいただきヘッドを抜く際に、通常よりも簡単に抜けてしまうような状況でございました。
ではどうすればよいか?
まずは、現状をチェックしましょう!
〇よくある前兆現象として、クラブのヘッドとシャフトの接着部分についている黒いソケットがずれている事がよくあります!
ソケットがずれる原因はいくつかありますが、一つに熱による膨張がありますので何らかの熱が加わった可能性も高いですし、ソケットがずれているのではなくて実はヘッドが抜けかかっている場合も少なくありません!
〇次にヘッドをまっすぐにソールし、シャフトやグリップを詳しく観察し、シャフトのロゴの位置やグリップが明らかにずれていないかチェックしましょう!
〇最後にヘッドとグリップの両端を持ち、軽くひねってみましょう少しでも動く感じがしたらもう抜けかかています。
少しでも違和感を感じたら、ゴルフショップやゴルフ工房のプロに必ず見てもらいましょう!
一番大切なのは、毎回車からクラブを降ろし涼しい場所に保管する事ですが、
どうしても夏場の車内にクラブを入れておかないといけない場合には、必ず日陰に駐車し、少し窓を開けて風通しを良くしておくなどの対策が必要かと思います!
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