夏の車内放置でゴルフクラブはどうなる?【JAF実測データをもとに解説】
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夏のラウンド帰り、ゴルフクラブを車に積みっぱなしにしていませんか。
真夏の車内は想像以上の高温になり、ゴルフバッグやクラブの劣化、思わぬトラブルや事故につながるおそれがあります。
この記事では、夏の車内にゴルフクラブを放置すると何が起きるのかを、JAFの実測データをもとに解説します。
夏の車内はどれくらい暑くなる?
JAFの実測では、気温35℃の炎天下で駐車した車内は、最高57℃、ダッシュボードは79℃まで上昇しました。サンシェードを使っても、車内温度の上昇を完全に防ぐことはできません。
つまり、真夏の車内は人にとって危険なだけでなく、ゴルフクラブにとっても過酷な環境です。
なお、JAFの実測ではっきり分かるのは**「真夏の車内が危険な高温になること」**までです。そのうえで、こうした高温環境がゴルフクラブのどこに負担をかけるのか、一般的に知られている影響を3つにまとめます。
ゴルフクラブに起きやすい3つのトラブル
1. ヘッドがゆるむ・抜ける
最も注意したいのが、ヘッドとシャフトの接着部分です。
真夏の車内のような高温環境では、この接着部に負担がかかり、ゆるみや抜けの原因になることがあります。
もしスイング中にヘッドが外れれば、周囲の人に当たる危険もあります。安全面を考えても、車内放置は避けたいところです。
2. グリップが劣化する
グリップは高温や湿気、汗・皮脂の影響で劣化しやすくなります。
・ベタつく
・硬くなる
・滑りやすくなる
こうした変化は握り心地を悪くし、スイングにも影響します。14本まとめて交換すると、それなりの出費になることもあります。
3. シャフト本体より、接着部に注意
カーボンシャフト本体は、車内の高温ですぐに大きく性能が落ちるとは限りません。
ただし、注意したいのはシャフトそのものよりも、ヘッドとの接着部分です。シャフト本体に問題がなくても、接着部が弱ればクラブとしては危険な状態になります。
夏の車内保管はどう対策すればいい?
いちばん確実なのは、ラウンド後に車から降ろすことです。長時間の車内保管そのものを避けるのが、もっとも負担の少ない選択です。
・帰宅したらその日のうちに車から降ろす
・室内や玄関など、温度と湿度が安定した場所に置く
・ヘッドカバーを付けて保護する
どうしても短時間だけ車内に置くなら、後部座席よりはトランクの方が、まだ直射日光や温度上昇の影響を受けにくい場合があります。ただし、車内保管そのものが安全とは言えません。
また、窓を少し開けたりサンシェードを使ったりしても、温度上昇を完全に防ぐことはできません。JAFの実測でも、窓開け3cmで車内最高45℃、サンシェード装着でも50℃まで上がっています。
帰宅後の3分メンテナンス
車から降ろしたら、簡単なケアだけでも十分です。
・ヘッドを乾いたタオルで拭く
・グリップを軽く拭いて汗や皮脂を落とす
・キャディバッグの口を開けて湿気を逃がす
短時間でも、手入れの有無でクラブの状態維持に差が出ます。
不安がある人は、ここを確認
しばらく車内保管が続いていたクラブは、次の3点だけでも確認しておくと安心です。
・ヘッドにぐらつきがないか(シャフトとの境目を軽く握って確認)
・グリップにベタつきや硬化がないか
・スイング時にいつもと違う異音や違和感がないか
気になる点があれば、無理に使わず早めに専門店で点検してもらうのが安全です。
まとめ
夏の車内放置で特に気をつけたいのは、ヘッドとシャフトの接着部とグリップの劣化です。
JAFの実測でも、炎天下の車内は短時間で非常に高温になることが示されています。
大切なクラブを長く安全に使うためにも、ラウンド後は「あとで降ろそう」ではなく、まず車から降ろす。それだけでも十分な対策になります。
この記事を書いた人:ZIGZAG GOLF代表
ゴルフ練習場の運営とEC販売の現場経験をもとに、用品選びやメンテナンス情報を発信しています。
クラブケアブランド「GRAVIO」は2026年夏発売予定です。
※本記事は、ZIGZAG GOLFのnote(https://note.com/zigzag_golf/n/nfd00431d201e)に掲載した記事を再編集したものです。